大谷、また歴史的“快投”5回以下、1安打6四球7三振で無失点は今季2度目
「エンゼルス1-3レイズ」(5日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手(26)が先発し、六回途中1安打無失点、与四球6、奪三振7。2勝目の権利をもって交代したが、救援投手が逆転を許して勝敗はつかなかった。84球を投げてストライク47球、最速は161キロだった。防御率2・41。チームは今季ワーストタイの4連敗で借金は同最多の3となった。
制球に苦しみながらも粘りの投球で1点もやらなかった。試合後の大谷は84球を振り返り、「ボール自体は悪くないのかな、という感じです」と感想。初回に先頭打者を含む2四球でピンチを背負った場面については「初回の入りは、どのピッチャーもやっぱり難しいところはあるのかなと思うんですけど、どちらかというと、投げ急ぎ、早く終わりたいというか、早く攻撃に移りたいという心理が働くんじゃないかなと思うので、そこを毎回落ち着いていけることが大事なのかなと思います」と反省し、「フォアボールが少なければ、もっともっと長いイニングを投げれますし、今日も七回ぐらい行けたんじゃないかなと思う」と話した。
球団広報によると、5イニング以下を投げて1安打以下、6四球以上、7奪三振以上で無失点に抑えた投手はメジャー史上、大谷だけ。同投手は4月20日のレンジャーズ戦でも4回を投げて1安打、与四死球7、奪三振7で無失点を記録しており、史上初の“快投”を1シーズンで2度やってのけたことになる。