大谷翔平 大飛球も3打数無安打1四球 あす先発でチームの連敗阻止目指す
「エンゼルス3-8レイズ」(4日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手(26)が「2番・指名打者」で出場し、3打数無安打1四球、1得点。2試合ぶりのノーヒットで打率を・264とした。チームは今季2度目の3連敗で借金はシーズン最多の2となった。レイズの筒香嘉智内野手(29)は2点リードの六回無死一、二塁の好機に代打で空振り三振。19打席連続無安打で打率を・155とした。
開幕から全28試合に出場している大谷は1点ビハインドの初回の打席は左飛。最速163キロの新人左腕マクラナハンに対し、ワンストライクからほぼ真ん中の159キロ直球を空振りし、続く高めの162キロをファウル。ボール1つを挟み、内角145キロスライダーをファウルにした後、6球目、外角161キロを振り抜いたが、飛距離111メートルの大飛球は左翼フェンスの前で失速した。三回2死の打席は中飛。カウント1-2から高めの137キロカーブを高々と打ち上げた。
六回は先頭で左飛。2番手右腕パティーニョにカウント2-1から内角低めの138キロスライダーを空振りして追い込まれ、高めの156キロ直球をとらえることができなかった。
1-8の八回無死一塁の第4打席は四球。3番手左腕リードに対し、5球すべてを見送って一塁へ歩いた。1死から4番ウォルシュの遊ゴロで二塁へ進み、イグレシアスの右前打で生還した。
試合は、エンゼルスが初回の守備で2つの失策で先制点を許す悪い流れ。五回も失策がらみで失点すると、七回と八回は中継ぎ陣が本塁打を浴びて一方的な展開となった。打線は五回まで1安打に抑えられ、4点を追う六回にトラウトの8号ソロで1点を返したが、流れを変えることはできなかった。
あす5日は大谷が4度目の登板。2日のマリナーズ戦で右肘に死球を受けて3日の登板を回避した右腕がチームの連敗を阻止する。