大谷翔平、5戦連続安打 初回に172キロ弾丸打球で左前打 けん制死で悔しい表情

失策を誘う遊ゴロを放つエンゼルス・大谷=カンザスシティー(共同)
失策を誘う遊ゴロで出塁したエンゼルス・大谷。三走が生還した=カンザスシティー(共同)
ロイヤルズ戦の1回、左前打で出塁後、一塁でけん制アウトになるエンゼルス・大谷=カンザスシティー(共同)
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 「ロイヤルズ-エンゼルス」(12日、カンザスシティ)

 エンゼルスの大谷翔平投手(26)が「2番・指名打者」で開幕から10試合連続出場。初回の打席で左前打を放ち、5試合連続安打とした。

 内野陣全体が右へ寄るシフトを破った。初回1死走者なしの打席。24歳右腕シンガーに対し、初球と3球目の156キロ速球ストライクを見送り、カウント1-2と追い込まれた後、内角低めの142キロスライダーを鋭く振り抜く。初速172キロのライナー性の打球が三遊間近くに位置した三塁手の左を抜けて左前へ達した。

 一塁走者の大谷は次打者トラウトの三振で2死から二盗を狙うべくリードを取ったが、4番ウォルシュの打席でけん制死。巧みなけん制モーションから2球連続で投じられたけん制球に右手を伸ばして帰塁を試みたが、わずかに届かず、悔しさをにじませた。

 チームはこの日、開幕から4番を担っていたレンドンが左脚内転筋のけがで10日間の負傷者リスト入りを発表した。

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