ヤンキース343億円右腕コール プレーオフ史上最速100奪三振 カーショーらを上回る
「ア・リーグ地区シリーズ・第5戦、レイズ-ヤンキース」(9日、サンディエゴ)
田中将大投手(31)が所属するヤンキースのゲリット・コール投手(30)が初回にメドウズから空振り三振を奪い、ポストシーズン最速となる79イニングで通算100奪三振を記録した。
シリーズ2勝2敗で迎えた最終第5戦。第1戦で6回、97球を投げて勝ち投手となったコールは自身初の中3日で登板し、初回、先頭のメドウズを3球連続空振りで節目の数字を達成した。通算79イニングでの大台到達はクレイトン・カーショー(ドジャース)の80イニングを上回る史上最速記録。3位以下はマックス・シャーザー(81回2/3)、ランディ・ジョンソン(83回1/3)、ジャスティン・バーランダー(87回)とそうそうたる面々が名を連ねている。
コールは初回に3四死球で2死満塁の大ピンチを背負ったが、6番ウェンドルを低めいっぱいの156キロ直球で通算101個目の三振を奪い、雄叫びを上げた。二回は圧巻の3者連続三振。昨オフにヤンキースと投手史上最大規模の9年3億2400万ドル(約343億4000万円)の契約を結んだ実力を存分に発揮している。