大谷、メジャー初サヨナラ打 「うれしい」不振脱出へ4番の仕事
「エンゼルス6-5アストロズ」(4日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手(26)はタイブレークの延長十一回にメジャーで初のサヨナラ安打を放った。
延長十一回1死二塁の好機。5打席無安打だった大谷が4番の仕事をやってのけた。フルカウントから浮いたスライダーを強振。ラインドライブの打球が右翼方向に飛んだ瞬間、仲間たちの歓声が響き渡った。
メジャー通算925打席目で初のサヨナラ打。新型コロナウイルス規定により、控えめな祝福シーンとなったが「うれしいですけど、普通のシーズンで打ってみたかったなとは思います」大谷が率直な気持ちを語る。
この日も右足を上げるフォームとノーステップ打法を併用した。手応えを感じたのは九回の打席だ。バットを構えた時の感覚がこれまでと違った。「投手がよりクリアに見えましたし、(ボールに対する)距離感の詰め方も良かった」。結果は一ゴロだったが、同じ感覚で延長十一回の打席にも立った。
「明日もまたそれを継続してどういうふうに見えるのかが、一番大事かなと思います」。打率・190からの逆襲。今度こそ次につなげてみせる。