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投手・大谷、今季絶望 右肘付近の屈筋回内筋痛…投球練習再開まで4~6週間

 エンゼルスは3日(日本時間4日)、前日の登板後に右腕に違和感を訴えた大谷翔平投手(26)がMRIの結果、右肘付近の屈筋回内筋痛と診断されたと発表した。投球練習再開まで4~6週間かかるもようで、今季中の投手復帰は絶望的となった。4日から敵地で行われるマリナーズ3連戦に指名打者で出場するかどうかは、当日の状況を見て判断する。

 メジャー100年ぶりの二刀流が厳しい現実を突きつけられた。前日の登板後に受けた精密検査から一夜明けたこの日、球団から発表された診断結果は右肘付近の筋肉、屈筋回内筋の損傷。一昨年10月に再建手術を受けた靭帯(じんたい)が無事だったのは不幸中の幸いだった。

 症状の度合いを表す「Grade(グレード)」は3段階のうちの「1~2」。最も重い「3」は筋繊維の断裂を意味し、「1」は5%以下の損傷、「2」はそれ以上の部分断裂。具体的な割合は明らかにされなかったが、大谷の症状は「軽度寄りの中度」で筋繊維に多少の損傷が見つかったことになる。

 球団は「一般的に」と前置きした上で「投球再開まで4~6週間を要する」と説明。公式戦のマウンドに立つためには肩肘を強化する時間も必要になるため、9月27日が最終戦の今季の投手復帰は絶望的となった。

 前を向ける材料は、大谷が負傷者リスト(IL)に入らなかったことだ。打席に立てる状態にあるという判断で、実際に大谷は4日から始まるマリナーズ3連戦に向けてチームとともに敵地シアトルへ移動。球団は今後の大谷の出場について「日々、様子を見ながら」としたが、昨季は右肘のリハビリと並行して指名打者で109試合に出場。引き出しはすでにある。

 大谷はメジャー1年目の18年9月に右肘靭帯を一部断裂。手術が決まった後も打者でプレーする覚悟を決め、月間打率・310、7本塁打の成績を残し、逆境に強いところを証明してみせた。

 二刀流の完全復活は来季以降に持ち越されたと言っていい。靭帯再建手術を受けた投手が力を発揮するのは術後2年以上経過してからとのデータもある。ここで終わるわけにはいかない。大谷自身の夢であり、みんなの夢でもある二刀流は強く、大きくなって必ず帰ってくる。

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