MLB コロナ対策に反発の声 ヒマワリの種を吐のやめるの難しい

 労使が今季開催に向けた協議を続ける米大リーグで、争点の一つになっているのが新型コロナウイルスの感染防止策だ。カブスのダルビッシュらが感染への懸念を表明する一方で、選手らの間では大リーグ機構(MLB)の提案では行動の自由が制限され過ぎると反発する声が上がっている。

 MLBが選手会に提出した67ページに及ぶ文書では、唾やヒマワリの種を吐くことやハイタッチの禁止、グラウンド上でのメンバー交換の取りやめといった規制が並んだ。これを受け、カージナルスの内野手デジョングはスポーツ専門局ESPN(電子版)に「土が口に入ったらどうするんだ」と疑問を呈す。水治療法の禁止などについて、マーリンズの救援右腕キンツラーは「体の回復を助ける設備が使えないのは問題」と主張した。

 プロ野球巨人でのプレー経験があるジャイアンツのキャプラー監督は、慣れ親しんだ行動を変える難しさを指摘。ヒマワリの種を吐くことなどは多くの選手、スタッフのルーティンとなっており「やめるのは非常に難しい」とラジオで語った。

 AP通信によると、21日に選手会がMLBの防止案に回答し、ユニホーム着用での移動や、シャワー禁止などに反対している選手がいるという。MLBが目指す7月上旬の開幕へ、合意に向け予断を許さない状況が続く。

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