秋山、シュアな打撃披露 持ち味のスタイルをアピール
「レッズ春季キャンプ」(18日、グッドイヤー)
各地でキャンプが行われ、野手では西武からレッズ入りした秋山翔吾外野手(31)がアリゾナ州グッドイヤーで初日を迎え、守備と打撃で精力的に体を動かした。
中堅から左方向に逆らわず、低く鋭い打球が目立った。秋山は持ち味のシュアな打撃を披露。33スイングのうち大半で快音を残し「悪い感触ではない」と、顔つきに手応えがにじんだ。
憧れの舞台の第一歩で、昨季27本塁打の外野手カステラノスらに「どう頑張っても打てない」というほどの特大の柵越えを見せつけられた。しかし日本球界を代表するヒットメーカーは「逆に自分を見失わずに済む」と冷静だ。柵越えゼロでも確実に芯で捉え、巧打や粘りが持ち味のスタイルをアピールした。
わずか1時間半ほどの全体練習後に個別に室内で打ち込んだ。「メジャー流の時間の中でどうやるか。準備不足がないように」と言い、22日(日本時間23日)から始まるオープン戦に備える。