巨人・山口 ブルージェイズと2年契約 総額6億9000万円プラス出来高
ブルージェイズが27日、巨人の山口俊投手(32)の獲得を発表したと球団公式サイトが伝えた。2年総額635万ドル(約6億9000万円)で各年140万ドルの出来高が付く。
巨人選手のポスティングシステムによるメジャー移籍は初。交渉期限は来年1月2日午後5時(日本時間3日午前7時)だった。
ブルージェイズは田中のヤンキース、DeNAから筒香がポスティング移籍したレイズと同じア・リーグ東地区。投手陣の強化が課題で、2桁勝利不在の今季は67勝95敗の4位と低迷した。救援投手も盤石といえず、オールマイティーな山口への期待は大きい。
来季の先発陣はドジャースからFA移籍した左腕柳賢振に、アスレチックスからFA移籍のロアーク、ブルワーズからトレードで獲得したアンダーソンの両右腕が中心となる。強豪ひしめくア・リーグ東地区のライバル球団には見劣りする陣容で、代理人のパーセル氏が「まずは先発として勝負する」と山口の希望を代弁していたが、働き場所はありそうだ。環境に順応すれば先発、救援で重宝されるかもしれない。