カージナルス、PS史上初の初回10点で5年ぶりリーグ優勝決定S進出

 「ナ・リーグ地区シリーズ・第5戦、ブレーブス1-13カージナルス」(9日、カンバーランド)

 カージナルスがプレーオフ(PS)史上最多となる初回10点を記録して18年ぶり地区シリーズ突破を目指したブレーブスに圧勝。シリーズ3勝2敗で5年ぶりのリーグ優勝決定シリーズに駒を進めた。

 カージナルス打線が初回で勝負を決めた。4日の第2戦で7回無得点に封じられた相手先発フォルティネビッチに対し、初回に4番オズナの先制適時打などで4点を奪い、わずか1死でKOすると、2番手フリードからも2本の2点適時二塁打などで6点を追加し、打者14人で一挙10点を奪った。

 二回と三回にも加点し、三回を終わって13-0の大勝モード。ブレーブスの本拠地で繰り広げられたまさかの展開を中継局の実況は「ショッキング」との言葉で衝撃の大きさを表現した。

 カージナルスの先発フラハティは打線の大量援護を受けて6回4安打1失点。3人の継投でブレーブス打線につけ入るスキを与えなかった。

 ブレーブスは第3戦に勝って2勝1敗とし、18年ぶり地区シリーズ突破に王手をかけたが、第4戦で延長十回サヨナラ負け。本拠地決戦となったこの日は初回から地元ファンのため息とブーイングが交錯する異様な空気が流れた。

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