大谷、無安打 今季最悪16失点8連敗に指揮官「恥ずかしい」

 「レッドソックス16-4エンゼルス」(9日、ボストン)

 エンゼルスの大谷翔平投手(25)は「3番・指名打者」で出場し、4打数無安打だった。過去10試合(代打2試合含む)で7度目のノーヒット。打率は・283。チームは逆転負けで今季ワーストを更新する8連敗となった。

 5本塁打5二塁打を含む14安打16失点。初回にプホルスの18号3ランで先制した後は押し出し四球で1点を奪うのがやっとの状態に試合後のオースマス監督は開口一番、「恥ずかしい」。消え入りそうな声で「恥ずかしい負けだ。(投手陣は)抑えられないし、初回のホームランの後は打ってなかった」とふがいない戦いぶりを嘆いた。

 チームにとって11連敗を喫した16年8月以来、3年ぶりの8連敗。負の連鎖を断ち切れない中、大谷もレッドソックスの投手陣に苦しめられた。初回1死二塁の好機で迎えた打席はフルカウントから左腕ジョンソンの外角低めスライダーを打って左飛。3-1の三回1死一塁の場面は二塁封殺で一塁に残ったが、二盗に失敗。2年連続2桁盗塁は再び、持ち越された。

 六回の第3打席は100マイル(約161キロ)の剛腕イオバルディと対決。カウント2-2から内角99マイル(約159キロ)を鋭くはじき返したが、時速172キロの痛烈な打球はシフトを敷いて二塁ベースの右を守る遊撃手の正面。八回の打席は4番手右腕ベラスケスのワンバウンドになるカーブを捉え切れず、空振り三振を喫した。

 試合前の打撃練習では36スイングで柵越え9本。メジャー最後の4割打者でレッドソックスのレジェンド、テッド・ウィリアムズが46年に放った502フィート(約153メートル)本塁打の落下地点「ザ・ローンレッドシート」の近くまで飛ばし、敵地記者を驚かせたが、試合では快音を響かせることはできなかった。

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