大谷「そういう日に打ててよかった」3万人にボブルヘッド配布
「エンゼルス7-2アストロズ」(16日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手(25)は「3番・指名打者」で出場し、4打数2安打1打点、1得点1盗塁だった。8戦ぶり今季20度目のマルチ安打でメジャー自己最長の12試合連続出塁。打率は・298。チームは4月5~10日に6連勝して以来、約3カ月ぶりの5連勝で貯金を今季最多の4とした。
先着3万人の入場者に大谷ボブルヘッド人形が配布された試合。背番号17のユニホームが目立つスタンドを沸かせた。初回無死一、三塁の好機で快足を飛ばして遊撃内野安打とし、三塁走者をホームへ迎え入れて先制点を挙げた。
相手内野陣は1点OK、併殺狙いの態勢。「最初は外野フライを打ちたいなと思ってましたね」と大谷。しかし、カウント1-2と追い込まれた後は「インプレ-になれば何でも入る感じだったので、ゲッツー態勢というか、(内野陣の守備位置は)深かったですし、なんでもいいのでインプレ-にしたいなと思ってました」。狙い通りの打球で一挙6点を奪う猛攻につなげた。
二回の打席は153キロ速球を中前へ運んだ。8試合ぶり、シーズン20度目となるマルチ安打で出塁し、次打者の2球目に今季6盗塁目となる二盗に成功させた。しかし、直後の遊ゴロの打球で二、三塁間に挟まれ憤死した。
「なるべく一気に(三塁まで)行きたかったですね。ただ、行っても無理だろうなという感じだったので、あとは挟殺プレーでランナー(打者走者)が二塁に行ければよかったですけど、なかなか(三塁手の)グリエル選手も(ボールを)放さなかったので、そこはうまかったかなと思います」
敵のプレーを素直に称えた。
メジャー1年目に続き、2年連続で作製された自身のボブルヘッド人形。大谷は「(人形が)配られるような選手になりたいなと思うのは、選手なら思うんじゃないかなと思うし、それはすごく光栄なことですし、チームにとってそういう選手になるっていうのはすごい大事なことじゃないかなと思います。そういう日に打てて良かったかなと思います」と話した。