大谷、豪快逆転5号3ラン 今季初の2戦連発&8度目マルチ

アスレチックス戦の3回、カルフーンの一ゴロで生還しベンチで迎えられるエンゼルス・大谷=アナハイム(共同)
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 「エンゼルス-アスレチックス」(5日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(24)は「3番・指名打者」で出場し、2点を追う四回に逆転5号3ランを放った。一回は空振り三振、三回は右前打。2試合連続今季8度目のマルチ安打をマークした。

 5-7の四回2死一、二塁の場面。3番手右腕ぺティットに対し、大谷がカウント1-1から高め143キロ速球を完璧にとらえた。飛距離122メートル。鮮やかな弧を描いた打球が中堅フェンスの向こうに消えた。

 この日は初回の打席は5月28日の対戦で九回に決勝適時打を放っている右腕ソリアと対決。初球甘く入った150キロ直球をファウルにした後、外角いっぱいに入る148キロ直球を見送って追い込まれる。外のボールになるカーブを見送った後、138キロスプリットにバットは空を切った。今季の第1打席の打率は・105(19打数2安打、5四球9三振)となった。

 第2打席は4点を追う二回。主砲トラウトの15号2ランで生まれた反撃の空気をさらに膨らませた。5月29日以来の対戦となる右腕メグデンに対し、カウント2-1からの4球目、内寄り146キロ直球にバット一閃。時速180キロの超高速打球が右前に達した。

 続くプホルスの左翼線を破る打球で三塁に進んだ大谷。しかし、左翼手が打球処理にもたついたため、三塁ベースコーチは一旦、「ストップ」サインを出した後に「ゴー」の合図。ところが、速度を緩めて三塁に達した大谷は塁上で左翼手の動きを確認したため、同コーチの指示は耳に入らず。得点機を逸する格好となったが、続くカルフーンの一ゴロで生還し、4点目のホームを踏んだ。

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