大谷、第2打席は右前打 三塁コーチの「本塁突入」見落とし、あわや…

アスレチックス戦の3回、右前打で出塁後、後続の二塁打で三進したエンゼルス・大谷=アナハイム(共同)
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 「エンゼルス-アスレチックス」(5日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(24)は「3番・指名打者」で出場し、三回に右前打を放ち、2試合連続安打とした。一回の打席は空振り三振だった。

 6点を追う三回。主砲トラウトの15号2ランで生まれた反撃の空気をさらに膨らませた。5月29日以来の対戦となる右腕メグデンに対し、カウント2-1からの4球目、内寄り146キロ直球にバット一閃。時速180キロの超高速打球が右前に達した。

 続くプホルスの左翼線を破る打球で三塁に進んだ大谷。しかし、左翼手が打球処理にもたついたため、三塁ベースコーチは一旦、「ストップ」サインを出した後に「ゴー」の合図。ところが、速度を緩めて三塁に達した大谷は塁上で左翼手の動きを確認したため、同コーチの指示は耳に入らず。得点機を逸する格好となったが、続くカルフーンの一ゴロで生還し、4点目のホームを踏んだ。

 初回の打席は、5月28日の対戦で九回に決勝適時打を放っている右腕ソリアと対決。初球甘く入った150キロ直球をファウルにした後、外角いっぱいに入る148キロ直球を見送って追い込まれる。外のボールになるカーブを見送った後、138キロスプリットにバットは空を切った。今季の第1打席の打率は・105(19打数2安打、5四球9三振)。しかし、続く打席でしっかりと借りを返した。

 試合前の大谷は2日連続となるキャッチボールを行った。前日同様、40フィート(約12・2メートル)から最長150フィート(約45・7メートル)まで距離を伸ばし、計90球を投げた。フリー打撃では30スイングでセンター中心に6連発を含む9本の柵越えを放った。

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