大谷、12打席ぶり安打 前日に右手打撲も自己最長9試合連続出塁

 「エンゼルス3-8ツインズ」(21日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(24)は「3番・指名打者」で出場し、4打数1安打だった。六回の打席で12打席ぶり(2四球含む)の安打となる右前打を放ち、自己最長の9戦連続出塁をマーク。打率は・250(52打数13安打、7四死球)。前日の試合で150キロ速球を受けて負傷した右手の状態が心配されたが、志願の出場で快音を響かせた。

 メジャー通算43勝右腕ピネダとの初対決。2打席無安打の大谷が快音を響かせたのは3-3で迎えた六回だ。初球、外寄り140キロのチェンジアップをはじき返し、低い弾道で右前へ。自己最長の9試合連続出塁で一塁に出ると、2死から6番ルクロイの打席では4球目と6球目に二盗を試みた。いずれもファウルと空振りで今季初の盗塁成功はならかったが、勝利への執念を見せる走りだった。

 大谷は前日20日の八回の打席で空振り三振を喫した際に右手薬指付近に150キロ速球が直撃。後遺症が心配されたが、オースマス監督によると、一夜明けたこの日、大谷が「出る準備はできている」と話したため、スタメン起用を決定。右肘手術から復帰後最長となる8試合連続出場となった。

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