150キロ直撃の大谷、驚異的回復「3番・DH」で出場 球団GM「よくなっている」

 「エンゼルス-ツインズ」(21日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(24)がツインズ戦(日本時間22日午前11時7分開始)に「3番・指名打者」で出場することが発表された。前日20日の八回の打席で右手薬指付近に150キロ速球が直撃。後遺症も心配されたが、試合前に球団ドクターの診察を受け、チームは「状態はよくなっている。今夜は出場できる」との声明文を出した。

 大谷はここまで12試合に出場し、打率・250(48打数12安打、7四死球)。前日は3打数無安打1四球。自己最多タイの8試合連続出塁をマークしたが、今季初の1試合3三振を喫するなど、やや精彩を欠いた。

 八回の打席ではカウント0-2から相手左腕が投じた内角高めの150キロ速球を打ちに行くも、逃げ切れずに右手に直撃。バットを放り投げ、苦悶の表情を浮かべてその場でうずくまり、本拠地は騒然となった。試合後のX線検査で骨に異常は見られず、オースマス監督も「大丈夫だろう」と話していたが、打撃に大きく影響する箇所とあって、この日の出場が危ぶまれていた。

 前日の試合では大谷の後を打つ4番・シモンズが一塁ベースに駆け込んだ際に左足首を捻挫。大谷同様、骨には異常はなかったが、この日受けたMRI(磁気共鳴画像装置)検査の結果、症状はもっとも重い「グレード3」と診断され、球団は10日間の負傷者リスト入りを発表した。

 ツインズの先発はメジャー通算43勝の右腕ピネダ。今季は9試合に登板し、3勝3敗、防御率5・55。大谷とは初めて対戦する。

 エンゼルスのラインアップは以下のとおり。

1番・三塁 ラステラ   打率・310、11本塁打、27打点

2番・中堅 トラウト   打率・288、10本塁打、27打点

3番・DH 大谷     打率・250、2本塁打、8打点

4番・一塁 プホルス   打率・241、8本塁打、23打点

5番・右翼 カルフーン  打率・230、9本塁打、26打点

6番・捕手 スミス    打率・300、1本塁打、5打点

7番・左翼 グッドウィン 打率・304、4本塁打、15打点

8番・二塁 レンヒフォー 打率・147、0本塁打、1打点

9番・遊撃 フレッチャー 打率・289、3本塁打、16打点

投手 ケーヒル 2勝4敗、防御率6・95

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