13人離脱のヤンキース、メジャー76発ミラーとマイナー契約 3A加藤の“ライバル”か
米大リーグ、ヤンキースは22日(日本時間23日)、インディアンスから戦力外通告を受け、フリーエージェント(FA)になったブラッド・ミラー内野手(29)とマイナー契約で合意したと発表した。ヤンキース傘下3Aでプレーし、メジャー初昇格を目指す加藤豪将内野手(24)のライバルになる可能性が出てきた。
ミラーは13年にマリナーズでメジャーデビューした後、レイズ、ブルワーズ、インディアンスでプレー。メジャー7年の通算成績は693試合、打率・240、76本塁打、272打点で、レイズ時代の16年には正遊撃手として152試合に出場し、30本塁打をマークしている。今季はインディアンスで正二塁手として開幕を迎えたが、13試合、打率・250、1本塁打、4打点。レギュラーのキプニスがけがから復帰したため、ベンチ枠から外れ、今月17日にFAになっていた。
ヤンキースは現在、13人が負傷者リスト(IL)入り。中でも野手は主力7人が離脱しており、野戦病院と化している。チームは3Aから内野手を中心に若い選手をメジャー昇格させる一方で19日にはメジャー通算137本塁打の一塁手兼指名打者のローガン・モリソン(31)とマイナー契約を結ぶなど、けが人の穴埋めに動いている。
3Aスクラントンで二塁を中心に全内野手を守る加藤はここまで11試合に出場し、打率・278、出塁率・366、4本塁打、11打点、OPS1・033をマーク。好調を維持している。