年俸26億円大砲、63打席ぶり安打 元本塁打王がMLB野手ワースト記録止める

 「レッドソックス5-9オリオールズ」(13日、ボストン)

 元本塁打王のオリオールズ、クリス・デービス内野手(33)が二回に先制適時右前打を放ち、昨年9月14日のホワイトソックス戦の第2打席から続いていたMLB野手ワーストとなる連続無安打打席記録(8四死球含む)を「62」で止めた。

 不名誉な記録に終止符を打った。打球が右前に達した瞬間、オリオールズの三塁側ベンチにいる選手たちが笑顔で拍手を送り、両こぶしを突き上げた。敵地に駆け付けたオリオールズのファンは立ち上がって大歓声。長い長いトンネルを抜けた大砲を祝った。

 待望の1本は両軍無得点の二回だ。2死ながら満塁の絶好機。右腕ポーセロがワンボールから投じた内寄り直球を逃さなかった。快音とともにはじかれたラインドライブがライト前へ落ちる。2人の走者が生還する先制適時打。一塁ベース上のデービスに派手なアクションはない。安堵するかのように小さな笑みを浮かべた。この日は3安打4打点の活躍でチームの連敗を4で止めた。

 メジャー12年目のベテランは13年に53本塁打と138打点で二冠、15年には47本塁打で2度目のタイトルを獲得した。16年から22年まで7年1億6100万ドル(約180億円)の大型契約を結んでいるが、昨季は128試合で打率・168、16本塁打、49打点と低迷した。今季を含む残り4年の年俸は各2300万ドル(約25億7600万円)で無安打打席を重ねるたびに地元ファンからブーイングを浴びていた。

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