大谷、右肘手術成功 球団GMは打者として来季戦力期待

 米大リーグ、エンゼルスのビリー・エプラー・ゼネラル・マネジャー(GM)が1日(日本時間2日)、本拠地エンゼル・スタジアムで総括会見を行い、大谷翔平投手(24)がこの日午前にロサンゼルス市内で右肘内側側副靱帯(じんたい)の再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けたことを発表。また、今季の活躍を「すべてが特別だった」と表現し、来季は打者として戦力構想に入っていることを明かした。

 会見直前に大谷の執刀医のエルトロッシュ医師から電話で報告を受けたというエプラーGMは「手術は成功しました。医師は患部の状態に満足していましたし、復帰までのプロセスに自信を見せていました」と話した。

 復帰時期については「その判断は難しい。どんな手術でも回復のプロセスによって予定は決まるものですから。今日はその話はせず、基本的に術後の経過について話をした」と話し、今後のリハビリは日本ではなく、本拠地のあるアナハイム周辺に滞在して継続することを明かした。

 また、GMが描くベストのシナリオを問われると「全快し、彼が今年成し遂げたことを再現することです」と回答。来季は打者専任で復帰することに意欲を見せている大谷を戦力として考えているか?の質問には「イエス!」と即答した。

 今季の大谷は打者で104試合に出場し、打率・285、22本塁打、62打点をマーク。投手としては10試合に登板し、4勝2敗、防御率3・31。6月と9月に右肘靭帯を損傷しながらも、ベーブ・ルース以来、100年ぶりの二刀流が本物であることを証明した。

 同GMは大谷の投打のデビュー戦を思い返しながら「心を動かされた。メジャーのレベルでは見たことのないものだった。すべてが特別だった」と表現。「試合における準備の仕方、高い集中力、気力、チャンピオンの思考をもっていた。見ていてとても感化されました。フィールドに目を移せば、投げて、打って、走って相手を支配していた。彼のプレーを見るのが本当に楽しかった」と称賛の言葉は尽きなかった。

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