大谷、8球連続スライダーを攻略し適時内野安打 今季4度目1試合3安打

アスレチックス戦の5回、左犠飛を放つエンゼルス・大谷=アナハイム(共同)
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 「エンゼルス-アスレチックス」(28日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(24)は「4番・指名打者」で出場し、今季4度目の1試合3安打。二回に出塁した際にはシーズン10盗塁目となる三盗を決め、新人では球団史上3人目となる20本塁打&10盗塁を達成した。

 粘りの打席は七回の第4打席だ。3番トラウトが敬遠四球で歩かされ、1死一、三塁の好機。大谷は左腕キークヘファーがカウント2-2から投じた8球目、外角低めのスライダーに食らいつき、投手左へ適時内野安打を放った。8球すべてが外角へのスライダー。追い込まれながら巧みなバットコントロールでファウルでしのぎ、チャンスをものにした。

 二回の第1打席は右腕ファイアーズにカウント2-2と追い込まれながら高めの145キロを左前へ流し打ち。連続試合安打を4に伸ばし、後続の死球で二塁に進むと、6番アルシアの2球目に三盗に成功。シーズン2桁盗塁をマークし、内野ゴロの間に先制のホームを踏んだ。

 5-0の三回には初球、内角チェンジアップをライナーではじき返して右翼線二塁打。2戦連続23度目のマルチ安打を記録した。

 球団広報によると、新人で20本塁打と10盗塁を同時に達成したのは1987年のホワイト(24本塁打、32盗塁)、2012年のトラウト(30本塁打、49盗塁)に続いて3人目。米メディアによると、20本塁打と10盗塁に10試合登板を合わせるとメジャー史上初の偉業だという。

 5点リードの五回1死一、三塁の好機は代わったばかりの右腕ダルから左犠飛で60打点目。初球、内寄り138キロチェンジアップを左中間フェンス手前まで飛ばし、地元ファンを沸かせた。358打席目で初となる犠飛は飛距離115メートルだった。

 七回の打席を終えて3打数3安打2打点。1試合3安打は5日のレンジャーズ戦以来、シーズン4度目。

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