平野1回0封 大塚&上原に並んだ73試合登板!日本投手最多タイ 

 「ダイヤモンドバックス9-0カブス」(19日、フェニックス)

 ダイヤモンドバックスの平野佳寿投手(34)は19日、本拠地フェニックスで行われたカブス戦の八回に今季73試合目の登板を果たし、1回を無安打無失点。2004年に大塚晶文、13年に上原浩治がマークした日本人メジャー投手のシーズン最多登板記録に並んだ。

 平野が登板試合数で日本選手トップに並んだ。「やっぱり超したいんで、1試合でも多く投げていきたい」と淡々と話す。ほぼ2試合に1試合を投げている計算だが、黙々と自分の仕事を続け、積み上げた数字だ。

 八回、本拠地に「ヒラノ」の名前がコールされると、地元ファンから大きな拍手で迎えられた。先頭打者を味方の失策で出したが、好打の1番・アルモラを「どんどんストレート先行でいこう」と速球攻めで詰まらせ、遊ゴロ併殺打に。2016年にナ・リーグMVPのブライアントを迎えたが、それまでの打席で変化球に合っていないと観察していた。「捕手もそう感じていたと思う」と、一転して得意のフォークボールを連投。狙い通り、空振り三振に仕留めた。

 メジャー1年目にして、円熟の投球でチームを支えている。出番は試合終盤だが、準備は早い。全体練習が始まる数時間も前から平地での投球練習で感覚を研ぎ澄まし、短距離のダッシュに細かい動きを織り交ぜてコンディションを整える。「自分(の体調)に合わせるのが大事」。派手さはないが、日々の努力が紡いだ大きな記録だ。

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