「ブルワーズ８－０レッズ」（１７日、ミルウォーキー）

　ブルワーズのクリスチャン・イエリチ外野手（２７）がシーズン２度目のサイクル安打を達成した。

　「２番・左翼」で出場したイエリチは一回に中前打、三回に右線二塁打、五回に右越え３１号２ラン、王手をかけた六回１死一、二塁の場面で右中間へ２点三塁打を放って４打数４安打４打点。八回に代打を送られてお役御免となった。

　イエリチは８月２９日にも同じ相手に６打数６打数でサイクル安打を達成。大リーグ公式サイトによると、シーズン２度のサイクルは１８８３年のロング・ジョン・ライリー（レッドストッキングス）、１８８７年のチップ・オニール（ブラウンズ）、１９３１年のベーブ・ハーマン（ドジャース）、２０１２年のアーロン・ヒル（ダイヤモンドバックス）に続く史上５人目の偉業だ。

　母方の祖父が日本人の日系３世。昨季までマーリンズでプレーし、その打撃センスは同僚だったイチローも一目を置く。今季はここまで１３５試合に出場し、打率・３１８、３１本塁打、９３打点、１９盗塁。チームは７年ぶりのプレーオフを目指し、ナ・リーグ中地区のカブスを追っている。史上５人目の偉業に地元ファンからＭＶＰコールが起こった。