岩隈「日本は僕の原点。野球人生を終える場所」来季日本球界復帰へ意欲

 米大リーグ、マリナーズは11日(日本時間12日)、マイナー契約で右肩手術からのメジャー復帰を目指していた岩隈久志投手(37)が今季限りで退団すると発表した。岩隈は米メディアの取材に対し、日本球界復帰の意思を見せた。

 11年オフに楽天からフリーエジェント(FA)でマリナーズへ移籍した岩隈のメジャー7年の通算成績は150試合、63勝39敗2セーブ、防御率3・42。2桁勝利を3度記録した。

 2年目の13年に14勝6敗、防御率2・66の成績を残し、球宴にも出場。ア・リーグのサイ・ヤング賞投票では3位に入り、2位だったダルビッシュ有投手(当時レンジャーズ)とともに日本人メジャー投手にとって歴史的な結果となった。15年にはノーヒットノーランを達成。16年は自己最多の16勝を挙げたが、昨季は6試合の登板にとどまり、日米通じて初めて未勝利に終わった。昨年9月に右肩の手術を受け、今季の復帰を目指したが、メジャーでの登板機会はなかった。

 大リーグ公式サイトのジョーンズ記者は自身のツイッターで岩隈とのやり取りを伝えた。岩隈は通訳を介して「リハビリは長い道のりだったが、ようやく長いトンネルに光が見え始めた」と、復帰への手ごたえを口に。さらに「残念なのはマリナーズの一員として戻ることができないことです」と今季限りの退団を明かし、「日本は僕の原点。僕の野球人生がスタートした場所であり、キャリアを終えるには良い場所だと思う」と、日本球界復帰へ意思を示したという。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

大リーグ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(大リーグ)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス