大谷、メジャー初の盗塁死で天仰ぐ 刺した元女房役マルドナドはニヤリ
「エンゼルスーアストロズ」(25日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手(24)が「4番・指名打者」で出場し、二回の第1打席で通算200勝右腕、バーランダーから右翼線二塁打。しかし、三盗に失敗し、メジャー7度目の試みにして初めて盗塁死を記録した。
7月21日以来今季3度目となったバーランダーとの対決。大谷が技ありの一打を放ったのは二回だ。先頭で2球連続、直球をファウルにして追い込まれた後、外角高め138キロチェンジアップに崩されながらもバットを伸ばし、最後は右手1本で右翼線内側ぎりぎりに打球をはじき返す二塁打。楽々と二塁を陥れた。
3点を追う展開。反撃の口火を切り、1死からのシモンズの打席では、フルカウントから果敢に三盗を試みた。しかし7月まで同僚だった捕手マルドナドの完璧な送球の前に憤死。きわどいタイミングだったが、アウトの瞬間、大谷は天を仰ぎ、刺した元女房役はニヤリと笑った。