大谷、右肘検査後に早速キャッチボール 距離18メートル 地元紙報道
エンゼルスの大谷翔平投手(24)が19日(日本時間20日)に右肘の内側側副靭帯(じんたい)の検査後にキャッチボールを行った、と地元紙のオレンジカウンティ・レジスター(電子版)が伝えた。
大谷は6月6日のロイヤルズ戦の降板後に右肘に張りを訴え、精密検査の結果、内側側副靭帯にグレード2の損傷が見つかった。PRP(多血小板血しょう)注射と幹細胞注射を受けた後、ノースロー、スイングは左手のみ、という状況で3週間を過ごした。6月27日の再検査で打者での復帰が許可され、今月3日のマリナーズ戦から戦列に戻ったが、投手としての復帰には慎重だったため、さらに3週間、ノースロー調整を続けていた。
エンゼルスがこの日発表した声明文によると、大谷はこの日、ロサンゼルス近郊の病院で球団担当医のスティーブ・ユン氏の診察を受け、「靭帯は回復に向かっている。医学的見地から投球プログラムを始めることに支障はない」(球団)と判断されたという。
球団は声明文の中で「彼の進行状況やリハビリスケジュールに関する詳細は適切な時期を見ながらアップデートしていきたい」としていたが、同紙によると、医師から投球再開のGOサインが出た後、早速、キャッチボールを再開。距離は60フィート(約18・3メートル)だったといい、「9月初めまでに試合で投げられるようになることがベストのシナリオ」などと伝えた。