元三冠王カブレラ、左腕二頭筋腱断裂で今季絶望

 「タイガース4-6ツインズ」(12日、デトロイト)

 12年三冠王でタイガースの主砲、ミゲル・カブレラ内野手(35)が三回の打席でスイングした際に左腕二頭筋を痛めて途中交代。検査の結果、腱の断裂が見つかり、今季絶望となった。大リーグ公式サイトが伝えた。

 本拠地コメリカパークが凍りついたのは三回だ。カウント1-1から外角カーブを空振りした直後、カブレラがバットを落とし、左腕を押さえた。痛みで顔をゆがめたままベンチに向かって歩く。三塁ベンチから飛び出したガーデンハイヤー監督とトレーナーが状態を確認するまでもない。自らの意思でベンチへ下がった。

 MRI(磁気共鳴画像装置)検査の結果、左腕二頭筋腱の断裂が明らかになった。今季絶望となる手術を要する重傷。今季大リーグ公式サイトによると、試合後、ガーデンハイヤー監督は「チームにとって悲しい日だ」とコメントしたという。

 メジャー16年目のカブレラはここまで38試合に出場し、打率・299、3本塁打、22打点。右太もも裏のけがで5月上旬から約1カ月間、故障者リスト入りしていた。

 メジャー通算成績は2264試合、現役2位の打率・316、465本塁打、1635打点。MVP2回。首位打者4回、本塁打王2回、打点王2回。球宴11回出場。12年は三冠王に輝いている。

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