エンゼルスの大谷翔平選手（２３）が２６日（日本時間２７日）、２７日のヤンキース戦（日本時間２８日午前２時５分開始）で実現する可能性がある田中将大投手（２９）との直接対決について「すごい楽しみ」と話した。

　打者・大谷が田中と対決するのは日本ハム時代の１３年以来、５年ぶり。当時は自身が高卒１年目のルーキーで、田中はメジャー移籍の前年、２４勝無敗の偉業を成し遂げたシーズン。２人は４月９日の初対決を皮切りに４試合で顔を合わせ、通算成績は１１打数無安打６三振、２四死球。大谷は「正直、全然プロのレベルではなかったですし、そこでトップを走ってる投手だったので勝負になってない打席の方が多かった」と述懐しながら「それが明日、（その差が）詰まってるのか、もっと離れてるのか分からないので、そこはすごく楽しみだとは思ってます」とにこやかに話した。

　エンゼルスのソーシア監督はこの日の試合後、大谷の出場に関して「明朝、伝えます」と明言はしなかったが、大谷は「今夜、映像見ます」とすでに戦闘モード。「日本にいた時の田中さんしか分からないので、打席で感じるのとは違うと思う。いい打席を１打席でも多くできるように、チームとしても勝てるように頑張りたいと思います」と話した。

　また、田中が大谷をあすの試合の「キーマン」に挙げたことを伝え聞くと、「キーマンは確実に（２番の）トラウト選手であったり、（４番の）プホルス選手だと僕は思っているので、（６番の）シモンズ選手も状態はいいですし、逆にそこをつなぐというか、なんとかキーマンにつないでいけるような活躍ができればと思ってます」と、すでに戦い方のイメージはできているようだった。