大谷が球場史上最長弾? 打撃練習で場内スコアボード直撃 球団が異例の対応へ
「エンゼルス3ー8レイズ」(18日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手(23)が「5番・指名打者」で出場し、3打数1安打1四球。打率を・321(84打数27安打)とした。チームは今季ワーストタイの4連敗でア・リーグ西地区3位に転落した。
試合前の打撃練習で大谷が脅威の飛距離を見せた。5人1組で順番に3~7スイングするフリー打撃。「バッティング練習は全部ホームランを打つつもりでやっています」という大谷は3巡目の2スイング目、通算16スイング目で右翼席後方に設置されている大型スコアボードを直撃する打球を放った。
試合後の会見で米記者が「おそらく過去にだれもやったことがないと思う」と驚きながら大谷に向かって打撃練習に関して質問。大谷は「ライトにもそうですけど、センターにもレフトにも全球、しっかり(スタンドに)入れることだけを考えています。結果的にいいスイングをすればそういう形になっていく」と返答した。
この日の大谷はフリー打撃では26スイングのうち柵越えは10本。最後の3スイングは、会見での言葉どおり、センター、左中間、右中間の3方向にしっかり打ち分けた圧巻の3連発だった。
球場史上最長の可能性の高い打球に対して、一部では「550フィート(約167メートル)は飛んでいる」との声もある。球団関係者は「後日、レーザーポイントを使って正確に測定します」と話した。