元日本ハム・マーティン、大谷に宣戦布告「内角えぐる」 元同僚が対戦熱望
「レンジャーズ1ー11エンゼルス」(10日、アーリントン)
エンゼルスの大谷翔平投手(23)が11日(日本時間12日午前9時5分開始)のレンジャーズ戦に指名打者で出場することが決まった。10日の試合後にソーシア監督が明かした。
11日はレンジャーズとの3連戦の最終戦。「ぜひ対戦したいですね」。レンジャーズのクラブハウスで、快進撃を続ける23歳との対決を熱望したのは、昨季まで日本ハムで同僚だったクリス・マーティン投手(31)だ。
3年ぶりにメジャー復帰した今季はここまで6試合に登板し、防御率3・60。1日のアストロズ戦で2失点したが、その他の5試合は無失点に抑え、すでに3ホールドを記録している。
大谷と対戦する可能性があるのは六回以降。マーティンは初球に投げる球種を「秘密」としながらも「内角をえぐるぞって本人に言ってあるから」と不敵な笑み。「打ち取ることしか考えていない。自信はある」と言い切った。
そんな物騒な発言も日ハム時代に良好な関係を築いてきたからこそ。その証拠にこの日の試合前には打撃練習中の大谷の元に駆け寄り、あいさつ。満面笑みで話し込み、旧交を温めた。
大谷は開幕10試合で打っては3試合連続本塁打、投げては2連勝と好スタートを切った。そんな二刀流の活躍を「凄いですね」と称える一方で「別に驚きはない。そういうものを日本でずっと見てきましたから」とも話した。
米メディアも注目する2人の対決。どんな配球でくるのか、そして、どんな結果が待っているのか。楽しみは尽きない。