【一問一答】大谷3戦連発「ツーベースを基準にしてその延長がホームラン」
「エンゼルス13-9アスレチックス」(6日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手(23)が「8番・指名打者」で出場し、二回の第1打席で3戦連発となる3号ソロを放った。本拠地デビューから3戦連発は新人では球団史上初、メジャーでは史上4人目の偉業となった。
試合後の大谷の一問一答は以下のとおり。
◇ ◇
-6点差がついた中で迎えた第1打席。追い上げムードをつくる価値ある一発だった。
「何とか出塁して1点でも多く取って後半に入っていけるようにしようと思ってたので結果的にホームランになったのは良かった」
-長打を狙う気持ちは?
「いや、(塁に)出ることを考えていきました。ランナーいなかったですし、長打というよりはしっかりためて次につながるようにいきたいなと思ってました」
-2本目を打った2日前はコンパクトに振ったと話していた。
「僕自身、ホームランを狙って打つ感覚はもってないので、しっかりツーベースを基準にしてその延長でホームランだったりとか、打ち損じがヒットであったりとかっていう考え方ですね。ホームランを基準にはしてないですけど、数多くは打ちたいとは思っています。一発で点が入るのはすごい魅力的じゃないかなと思うので」
-本拠地3戦連続本塁打。今日の1本は一番感触が良かった?
「今日はすごく良かったと思います。芯でもとらえてましたし、しっかりと自分のスイングが形よくできてたんじゃないかなと思います」
-メジャー3戦連発はエンゼルスでもプレーした松井秀喜さん以来。
「すごい光栄なことですし、結果的にホームランになっているのはいいスイングがでてきるんじゃないかなと思うので、ただ、今日はいくつかチャンスの打席でものにできなかったところもあるので、しっかり内容も考えながら次に向けて頑張りたいなと思っています」
-いいスイングができている要因は?
「色んな人にアドバイスをもらって試せるところはしっかり試しながらいいところを取り入れていけている。小さいころからずっとそうやってきたので、その延長戦上でしっかり頑張りたいなと思います」
-七回のチームの逆転。どんな思いでベンチから見ていた?
「僕がチャンスをものにできないところがあったので何とか他の打者に打ってほしいなと思ってました。全体的に打線がすごく調子いいと思うのでその中で自分のできる役割をしっかりやりたいなとは思ってますし、他のバッターが立ってる時も知らないピッチャーが投げてるので、実際に見るのと見ないのとでは違う部分が出るでしょうし、どういう球を投げてるのかなと横からですけど、しっかり見る必要はあるんじゃないかと思います」
-本拠地について。
「すごくきれいですし、雰囲気も良くて打席に入りやすい。だからこういう逆転のゲームが多いんじゃないかなと思います」
-打席に入るたびに期待の声があった。
「チャンスで回ってきてましたし、得点してほしいという声はある。各打席で反省点もありましたけど、その中で良かったこと、悪かったこと、しっかりと次の打席に1回1回つなげていけたらと思います」
-2日後は2度目の先発。調整の状況は?
「特に日本と変わらない感じで調整はできていると思う。前回の内容を踏まえて相手も同じ(アスレチックス)なのでどうするかしっかり考えながら対策して臨みたい」
-2日前はブルペンで投げた後、本拠地のマウンドに立って感覚を確かめていた。
「投げてみないと正直分からないところの方が多いので、ブルペンを基準にしてあとはマウンドに行った時に少しの違いにしっかり対応できるようにしたい」
-本拠地初登板への意気込みは?
「いい試合が続いてるのでその流れに乗ってしっかりと先発としての役割を果たせるように頑張りたいなと思います」