松井氏、日本野手初の米野球殿堂入り候補 09年WシリーズMVP&4年100打点など

 全米野球記者協会(BBWAA)は20日(日本時間21日)、2018年の米国野球殿堂入り候補33人を発表。ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏(43)が日本選手では野茂英雄氏(49)に続いて史上2人目、同野手では初めて候補者に名を連ねた。

 松井氏は03年にヤンキースでメジャーデビュー。エンゼルス、アスレチックス、レイズでもプレーし、12年シーズン限りで現役引退した。通算成績は1236試合、打率・282(4442打数1253安打)、出塁率・360、175本塁打、760打点。1年目から3年連続を含む年間100打点を4回。自己最多の31本塁打を記録した04年を含め、同20本塁打以上は5回。球宴に2回選出された。

 ヤンキースの一員として09年のワールドチャンピオンに貢献。ワールドシリーズ6試合で打率・615(13打数8安打)、3本塁打、8打点をマークし、MVPに選出された。ポストシーズン通算成績は56試合、打率・312、10本塁打、39打点。

 米野球殿堂入り候補の条件は、メジャーで10年以上プレーし、引退後5年以上の選手。新たな有資格者には松井氏のほかにチッパー・ジョーンズ、楽天でもプレーしたアンドリュー・ジョーンズ、ジョニー・デーモン、オマー・ビスケルら18人。

 投票はBBWAA在籍10年以上の記者によって行われ、1人最大10人まで記入ができ、75%以上の得票率で殿堂入り。75%未満であっても5%以上であれば翌年も候補となり、最長10年まで資格を有する。

 14年に日本選手初の候補者となった野茂氏は得票数6(1・1%)だったため、1年で候補から外れた。

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