ドジャース29年ぶりナ・リーグ制覇&WS進出 マエケンまたも快投
「ナ・リーグ優勝決定シリーズ・第5戦、カブス1-11ドジャース」(19日、シカゴ)
ナ・リーグ優勝決定シリーズ第5戦がシカゴで行われ、ドジャースがカブスを11-1で下し、4勝1敗で29年ぶりのワールドシリーズ進出を決めた。前田健太投手(29)は9-1の七回に2番手で登板し、1回を三者凡退、2三振に抑えた。ア・リーグ優勝決定シリーズは20日に行われる第6戦で、8年ぶりのワールドシリーズまであと1勝に迫るヤンキースがアストロズと戦う。
前田がまたもや好リリーフを見せた。七回、役割を果たした先発のエース左腕・カーショーに続いて登場。右打者3人を片付けて勝利に貢献し「とにかく勝ちたいという気持ちで投げていた。少しは貢献できたと思うんでうれしい」と充実感に浸った。
これでプレーオフは5試合で計5回を投げ、走者を一人も許していない完璧な内容だ。「プロに入ってから連投した記憶はない」と話していたが、第4戦に続く連夜の快投だった。
打線は前半に大量9点を挙げて手厚く援護。一回に新人ながら3番に座るベリンジャーの右翼線適時二塁打で先制し、思い切りのいい打撃が持ち味の6番ヘルナンデスが二回に中越えソロ、三回には右中間への満塁本塁打を放って突き放す。7-0の四回にはフォーサイスの左越え二塁打でさらに2点を加えた。
ロバーツ監督は試合前に「チーム全体が自信に満ちあふれ、気持ちも充実している」と語っていた。その言葉通りの内容で、悲願のワールドシリーズ出場をついにつかんだ。