ドジャース前田 中軸3人5球斬り
「ナ・リーグ優勝決定シリーズ・第1戦、ドジャース5-2カブス」(14日、ロサンゼルス)
ナ・リーグの第1戦はドジャースがカブスに先勝した。ドジャースの前田健太投手(29)は六回途中から3番手で登板し、1回を完璧に抑え、同シリーズ初勝利。
勝ち越しを呼ぶ好リリーフだった。ドジャースの前田が2-2の六回1死から登板し、4球で内野ゴロ二つに打ち取る。攻撃にリズムをもたらすと、直後に同僚のテーラーがソロを放った。地区シリーズに続くプレーオフ2勝目に「しっかり自分の役割を果たせてよかった」と頬を緩めた。
最初に対戦した4番コントレラスは得意の外角のスライダーで引っ掛けさせ、遊ゴロに。先制2ランのアルモラはスライダーを続けてから95マイル(約153キロ)の内角のツーシームで三ゴロとし「詰まらせたゴロを打たせて狙い通り」としてやったりだった。
七回も初球で仕留め、計5球で右打者3人を片付けた。救援に回ったプレーオフ3試合では走者さえ許しておらず、ロバーツ監督は「盤石の投球だ」とたたえた。
記録専門会社によると、ナ・リーグ優勝決定シリーズは7回戦制の過去31年で、第1戦を制したチームが22度ワールドシリーズに進んでいる。球団悲願の1988年以来の頂点へ、前田も「初戦を取れたのは大きい」と意義を強調した。