マエケン、圧巻9球3人斬りでPO初勝利 地元ファンは総立ちで賞賛

ダイヤモンドバックスの5回途中から登板したドジャース・前田=ロサンゼルス(AP=共同)
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 ナ・リーグ地区シリーズ第2戦「ドジャース8-5ダイヤモンドバックス」(7日、ロサンゼルス)

 ドジャースの前田健太投手(29)が1点リードの五回1死無走者から3番手で登板し、1回無安打無失点。圧巻の3人斬りでプレーオフ初勝利を手にするとともにチームは2連勝でリーグ優勝決定戦進出に王手をかけた。

 前日の第1戦を制したドジャースは先発左腕のヒルが初回にゴールドシュミットに先制2ランを被弾。いきなり追う展開になったが、二回に2四球と暴投で1点を返すと、四回には連打と暴投であっさり同点に。テイラーの遊撃への適時内野安打で逆転に成功した。

 9月末から先発ローテーションを外れていた前田は四回の味方の攻撃中にブルペンでウォームアップ。五回からヒルに代わってマウンドに上がった2番手左腕シングラニが1死を取った後、マウンドに上がった。

 2番ポロックを切れ味鋭いスライダーを3球連続で投げ込み、空振り三振。続く、ゴールドシュミットには初球、151キロ速球を外角に決めてストライクを取ると、2球目は外角低めへの137キロスライダーで遊ゴロ。初回に先制2ランを放っている主砲を手玉に取ってみせた。

 わずか5球で2人を片付け、リズムをつくると、その裏に味方打線が4連打で4点を奪う猛攻。投打の歯車がガッチリかみ合い、完全に流れを引き寄せた。 五回2死から巡ってきた打席は二飛。イニングまたぎとなった六回は先頭の4番マルティネスをカウント1-2から外角高めの153キロ速球でバットに空を切らせたところでお役御免。圧巻の9球3人斬りでマウンドを降りる背番号18を地元ファンは総立ちで称えた。

 ドジャースは5番手モローが七回に3ランを浴びて2点差に詰め寄られる場面もあったが、八回途中から投入された守護神ジャンセンがリードを守り切って連勝した。

 8日の練習日を挟み、9日は戦いの舞台をダイヤモンドバックスの本拠地チェース・フィールドに移して第3戦が行われる。地区シリーズ突破まであと1勝としたドジャースはダルビッシュ有投手が、ダイヤモンドバックスのエース、ザック・グリンキーと投げ合う。

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