大リーグ、レンジャーズは２０日（日本時間２１日）、元日本ハムのアンソニー・バース投手（２９）のメジャー昇格を発表した。

　昨オフに日本ハムを退団し、レンジャーズとマイナー契約を結んだバースは２月から招待選手としてメジャーのキャンプに参加。しかし、オープン戦では９試合に登板し、０勝１敗、防御率４・５０と結果を残せず、３月末に３Ａラウンドロック行きを命じられた。

　しかし、気落ちすることなく、３Ａでは圧倒的なピッチングを披露した。中継ぎで３試合、８回１／３を投げて２安打無失点、３四球１６奪三振。被打率・０７７（２６打数２安打）。長打を１本も許さないほぼ完ぺきな投球内容で１５年にプレーした古巣で２年ぶりのメジャー復帰を果たした。

　バースは１１年にパドレスでメジャー・デビュー。その後、アストロズ（１４年）、レンジャーズ（１５年）を渡り歩き、メジャー５シーズンの通算成績は１２９試合（先発１８試合）、５勝９敗、防御率４・４０。昨季プレーした日本ハムでは３７試合（先発１４試合）に登板し、８勝８敗、防御率３・６５。広島との日本シリーズでは、全６試合に投げ、３勝を挙げ、１０年ぶりの日本一に貢献した。