イチロー「そりゃあ、うれしいわねぇ」3年ぶり凱旋で古巣歓迎に感激

 「マリナーズ6-1マーリンズ」(17日、シアトル)

 マーリンズのイチロー外野手(43)は「9番・左翼」で出場し、3打数無安打。今季初安打を記録した8日のメッツ戦の後、出場7試合12打席(代打5試合)でヒットがなく、打率を・067とした。守備では八回にフェンス際でジャンピングキャッチの美技を披露し、メジャー1年目の01年から12年途中までプレーした古巣ファンからイチローコールを浴びた。

 14年6月以来、約3年ぶりにプレーする古巣の球場。試合前練習ではマーリンズのベンチがある三塁側席にファンが殺到し、「WELCOME BACK(おかえり)」などのメッセージボードを手に背番号51に声援を送った。

 プレーボール直前には昨年8月に達成したメジャー通算3000安打の偉業を称えるセレモニーも行われた。場内スクリーンに名場面を集めた1分34秒の映像が流れ、球団オーナー陣からは、初安打、04年の年間262安打、そして昨年の3000安打を記録した時の写真を収めた額が贈られた。イチローは観客のスタンディングオベーションに帽子を取って応えた。

 「忘れられてもおかしくない年月ですからねぇ。あんなふうに迎えてくれたら、そりゃ、うれしいわねぇ」。

 セレモニーにはマリナーズ時代の同僚だった岩隈、シーガー、ヘルナンデス、そして、打撃コーチのE・マルティネスも出席。イチローは「やっぱり一緒にやっていた選手があんなふうにしてくれたら、そりゃあ、うれしいっすよ」としみじみ言った。

 この日は3試合ぶり、今季2度目の先発出場。注目の打撃では快音を響かせることはできなかったが、三回の第1打席に入る際には観客から2度目のスタンディングオベーションを受けた。最後の打席となった八回にもベンチに帰る際に三塁側席のファンが総立ちで称えた。

 守備では八回に美技を披露してスタンドを沸かせた。五回の打席で左翼席2階へ豪快な一発を叩き込んでいるモッターが放った左翼フェンス際の飛球をジャンプしながらグラブに収めた。バランスを崩しながら捕球した美技にスタンドからイチローコールが起こった。

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