ルメール騎手、京都に「競馬愛が溢れる」渾身の新店舗…ファッション&カフェも併設

京都在住のクリストフ・ルメール騎手が創設したファッションブランド「CLbyC. ルメール」の初の旗艦店「CL FASHION & CAFE」(京都市中京区)が11月6日にオープン。「競馬を、日常に。」をコンセプトに、ファッションとカフェメニュー、競馬の世界観が楽しめる。

■ 「競馬の世界観」が楽しめる要素が満載1979年、フランス生まれ。2015年から京都に住むルメール騎手は、秋華賞、菊花賞、天皇賞秋とG1競争3連勝、そして先日のJBCクラシックも制したトップジョッキー。第二の故郷と公言する京都の中心部に、「競馬を見たことがない人、競馬場に行ったことがない人にも、ファッションを入口に競馬に親しんでもらえる場をオープンすることができました」と満面の笑みを浮かべた。

競馬場の雰囲気が伝える工夫があちこちにちりばめられた、総面積175平方メートルの店舗は2フロア構成。エントランスにあるのはパドック。トロフィーや記念品が飾られるギャラリースペースになっている。2階には実際に使用されたヘルメットやブーツ、カラフルな勝負服などが並ぶ。ジョッキールームと名付けられていて、競馬の舞台裏が体感できる。

その奥に広がるブティックにはポロシャツやTシャツ、キャップなど約60種が並ぶ。いずれも数量限定なのだが、アイテムごとに限定数が異なる。

たとえばG1最多勝利馬である「アーモンドアイ」とコラボしたTシャツは220枚限定。この220はジャパンカップで歴代最速を叩き出した際のレコードタイム2分20秒6に因む。ほかにもルメール騎手の年間最多勝利数の213や馬体重に因むアイテムもあり、商品の背景のストーリーも楽しめる仕掛けになっている。

■「競馬スタイル出したい人も、出したくない人も」「現代ファッションと日本のクラフトマンシップを表現したい」との思いから製品はすべて国産。主に京都や和歌山、奈良などの工房で作られている。

そもそもは「競馬を応援に行くためのファッションがなかった」ことからスタートしたブランド。ルメール騎手が「競馬スタイルを表に出したい人向けのアイテムもあれば、出したくない人向けの物もあります」と話す通り、ビビットなカラーからモノトーンまで商品構成は幅広い。ネックウォーマーや靴下などの小物も揃う。

1階は、アーモンドアイが2019年の天皇賞(秋)で激走する瞬間を収めたモノクロ写真が壁一面を飾る「レーストラックカフェ」。競馬をテーマにしたスイーツが味わえる

「CL by C.ルメール」(京都市中京区大阪材木町690-3)は11月6日オープン、営業時間は11時~18時。

取材・文・撮影/小林明子

(Lmaga.jp)

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