大阪のホテルで斬新コラボ、香水とアフタヌーンティー…相性いかに!?4種のミニボトルプレゼントも
定番のいちごや桃といったフルーツだけでなく、いまや、さまざまなブランドとのコラボレーションで、裾野を広げているアフタヌーンティー。そんななか、大阪・本町駅直結「セント レジス ホテル 大阪」(大阪市中央区)で、香りと食という難しいジャンルのコラボレーションに挑戦した『セントレジスアフタヌーンティー with Guerlain』が7月3日にスタートした。
1904年にニューヨークで創業、大阪の地で開業15周年を迎える「セント レジス ホテル 大阪」が今回コラボレーションしたのは、1828年創業の高級フレグランスブランド「ゲラン」。
同ブランドのなかでも、最高峰コレクション『ラール エ ラ マティエール』から人気の4種類のフレグランスをイメージしたスイーツとセイボリーを、シェフとゲランの担当者が何度もミーティングを重ねて作り上げたそう。その内容は、「香水とアフタヌーンティーの相性ってどうなのだろうか?」というこちらの疑問を一気に消し去る、五感で楽しむアフタヌーンティーだ。
まず、ウエルカムドリンクからテンションがあがる演出が。ジューシーな桃の香りが人気の幅広い世代から「ペッシュ ミラージュ」をイメージしたドリンクの仕上げは、スタッフが目の前でクラシックな香水ボトルから桃のフレーバーをグラスに吹きかける。金木犀とローズシロップを混ぜたさっぱりしたジャスミンティーに、ふわっと桃の香りが広がって、アフタヌーンティーへの期待が高まる。
なおゲラン担当者によると『ラール エ ラ マティエール』の中でも、この「ペッシュ ミラージュ」は、「つけたい&つけてほしい香水」としてTikTokなどでも話題になり、大ヒット商品に。若い世代からも支持され、ゲランのファンの裾野を広げた一品ということもあり、今回のアフタヌーンティーでもフィーチャーされている。
スイーツとセイボリーは、「ペッシュ ミラージュ」のほかに、「ドゥーブル ヴァニーユ」、「ネロリ ウートルノワ」、「エルブ トゥルブラント」の4種のフレグランスのイメージにあわせて用意。エグゼクティブ・ペストリーシェフの伊藤慎二さんは、「香りはいろいろなものを複雑に組み合わせてひとつの香りができます。最後にどういう香りが残るか、ということを大切にしました」と、完成までは難しい部分もありながら、おもしろかったと語る。
たとえば「ハーブのジュレとオレンジ アールグレイムース」は、ゲランの香水瓶をイメージしたデザインで、繊細に手作業で角をカット。さまざまな香りが重なり合いながらも、バランスが取れたスイーツとして完成されたおいしさに仕上げられている。
セイボリーも、すべて見た目もかわいい一口サイズに統一されており、口の中で複雑な香りが楽しめるように工夫されている。特に「ローストビーフと根セロリのルーロー」は、根セロリとホワイトバルサミコで香りを表現、さらにローストビーフに金木犀のシロップを塗って巻くという繊細さ。
このように、香りのある素材を1種類だけ使うのではなく、香水と同じようにさまざまな香りのある素材を加えて複雑な香りを表現しているので、五感を研ぎ澄ましてじっくりと味わいたい。
ゲランの担当者は、「アフタヌーンティーとのコラボレーションは新たな試みでしたが、セントレジスさんとご一緒するなら間違いない、ということで社内でも企画がスムーズに通りました。それぞれの香水の世界観を表現した素晴らしい内容になっていますので、香水同様に幅広いお客様に楽しんでいただけたら」と話す。
「セントレジスアフタヌーンティー with Guerlain」は、「セント レジス ホテル 大阪」12階の「セントレジスバー」にて、9月30日まで開催。スタート時間は、12時から30分ごとに6回あり(2時間制、LO終了30分前)。ゲランの「ペッシュ ミラージュ」、「ドゥーブル ヴァニーユ」、「ネロリ ウートルノワ」、「エルブ トゥルブラント」4種のフレグランスミニボトル(各2ml)のプレゼント付き。価格は9000円(グラスシャンパン付き1万千円)。
取材・文・写真/太田浩子
(Lmaga.jp)
