江口洋介 京都で心情吐露「俺って俳優? と思う時期が10年くらい続いた」

水墨画の世界に身を投じ、才能を開花させていく青年を描いた映画『線は、僕を描く』。そのロケ地となった「立命館大学」(京都市北区)で9月18日、公開記念イベントが実施され、出演する俳優・横浜流星、江口洋介、メガホンをとった小泉徳宏監督がトークショーをおこなった。

悲しい過去を背負った主人公・霜介の「喪失と再生の物語」でもある同映画。俳優や監督として最初の一歩を踏み出したときに怖くなかったか、その際のモチベーションについて聞かれた3人。横浜が「僕らの仕事は、挑戦していかなければいけない仕事ですし、そこで立ち止まっていることの方が一番怖い」と語ると、江口は「いつの間にか時間が経って、今ここにいるという感覚が正直なところです」と回答。

「俳優になろうと思ってすぐなれるわけではなく、テレビも出て俳優をやりながらも、『俺って俳優と言えるのかな?』と思う時期も10年くらい続きましたね。どんどん新しい役をやっていくなかで、自分が変わっていき、気づいたら自分のことを俳優と言えるようになりました。かなり長い時間をかけてきたなと思います」と率直に語った江口。

そして、「この映画のなかでも好きなセリフがあって、何かを見つけようとする霜介に、僕が演じる西濱が『人は何かになろうとするじゃなくて、変わっていくんだよ』という言葉をかけるんです。常に模索していくというか、過去にこだわらず前しか見ないで行くという感覚でやってきたという感じですね」と、訪れた約100人の観客を前に自身の経験を語った。同映画は10月21日に公開。

(Lmaga.jp)

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