「ネコ鉄塔」って何? 知る人ぞ知る、鉄塔カードの名所がミニチュア化

「関西電力」の管内で特に特徴のある「鉄塔」をミニチュアフィギュア化した『鉄塔ミニチュアコレクション』が、12月中旬に発売される。

ディテールやギミックを可能な限り再現したミニチュアフィギュアで定評がある「ケンエレファント」(本社:東京都千代田区)が、「関西電力送配電」(本社:大阪市北区)公認で販売する同シリーズ。

「鉄塔」とは、架空送電線を支えるための構造物で、生活に必要な電気を送るのが役割。人々にとって必須のインフラでありながらも、その造形美や1つひとつ形が違うことなどから、近年ディープな趣味として愛好家を獲得しているという。

そんな多くの鉄塔ファンを喜ばせているのが同社が販売する「鉄塔カード」だ。管内にある約3万2千基の鉄塔のなかから「高さNo.1」「回線数No.1」などを厳選し、鉄塔の写真と詳細を記載したもので、2020年4月の第1弾で完売が相次ぐなど好評を博し、同年12月には第2弾、2021年11月には特別仕様のセットを販売。今回、その鉄塔カードにも登場した名所からさらに厳選したものをミニチュア化したという。

マニア心くすぐる・・・鉄塔の数々「通天閣」のおよそ1.5倍の約150mだという「播磨西線No.1」(兵庫県相生市)、大正時代に建造されて同社最古の線路で現役として活躍している「賤母線No.8」(岐阜県中津川市)、そして鉄塔立地点の最大標高が同社一の1508mという「下小鳥線No.47」(岐阜県大野郡)。ラインアップはこれらの鉄塔3種と「電線ドラムとヘルメット」の全4種となる。

なかでも「下小鳥線No.47」は、竣工に困難を伴うために今後設置数の減少が予想されている「烏帽子(えぼし)型」。上部の造形が猫の耳や鬼の角のように見えることから、「ネコ鉄塔」や「オニ鉄塔」などの愛称でも呼ばれる人気の鉄塔だ。SNSでも「こっちではあまり見かけない烏帽子型もあるね」「えっ、ネコ鉄塔ある欲しい」という声が見られ、鉄塔ファンの心をくすぐっているようだ。

これらを再現したフィギュアの高さは最大10.7cmで組み立て式となっており、巨大ゆえに全景をなかなか見ることができない鉄塔をどこからでも眺めることができる。各鉄塔の名称や詳しい解説が掲載された解説書が付き、さらにラッキーアイテムとして「関西電力送配電」の作業服を着た人物のフィギュア(高さ約2cm)がランダムで同梱される。

価格はカプセルトイが1個500円、ブラインドBOXが1個550円。販売は全国のカプセルトイ売場やホビーショップ、または公式オンラインショップにて(販売開始日は店舗毎によって異なる)。

文/たなかゆうこ

(Lmaga.jp)

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