京都・宮川町の小学校跡地に、ホテルが2025年開業

「NTT都市開発」(本社:東京都千代田区)が、京都市東山区の「元新道(しんみち)小学校」跡地と「宮川町歌舞練場」(京都市東山区)の活用計画について、9月14日にオンライン発表会を開催した。

「『街の記憶の継承』と『新たな共存価値』の創造」をコンセプトにした「元新道小学校跡地活用計画」プロジェクト。「元新道小学校」と「宮川町歌舞練場」を併せた一体的な街づくりの推進を目指し、京都市・新道自治連合会・宮川町お茶屋組合が連携。ホテル、新しい歌舞練場と、地域施設が2025年に開業する予定だ。

今回の計画では、明治2年に開校し約100年以上の歴史があった同小学校跡地はホテルに。地上4階、地下2階となり、客室は89室、宴会場やスパなどを有する予定だ。京都の五花街のひとつでもある宮川町らしく、舞妓や芸妓文化も体験できるサービスも検討していくという。

「NTT都市開発」辻上広志代表取締役社長は、「国内外からのゲストをお招きできるような上質なホテルにしたく、ブランド・運営などの詳細についてはこれからとなります。花街・宮川町の新しい賑わい、新しい人流を作っていきたい」とコメントした。

また「宮川歌舞練場」は象徴的である大屋根を保存して建て替えを検討中。新たに建てられる地域施設には、多目的室、自治会スペースがあり、防災施設として避難所の役割も担っていく予定。いずれの施設も、「隈研吾建築都市設計事務所」主宰の隈 研吾氏が既存の景観を保存できるように設計を担当する。

(Lmaga.jp)

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