男役冥利に尽きる名作、月組・月城かなと主演舞台をライブ配信

宝塚歌劇団月組の男役スター・月城(つきしろ)かなとが主演する、グランド・ミュージカル『ダル・レークの恋』。2月16日~28日に「TBS赤坂ACTシアター」で上演され、2月27日15時半公演にてライブ配信がおこなわれる。

演劇界の巨匠・菊田一夫氏が書き下ろした同作は、インド北部カシミール地方、ダル湖の湖畔で、身分違いの恋に落ちる男女の物語。1959年に春日野八千代演出・主演で初演され、1997年に麻路さき率いる星組で1本立ての大作として再演、2007年に月組・瀬奈じゅん主演の全国ツアー公演として上演された。

月城が演じるラッチマンは、白いターバン姿で軍服を華麗に着こなす若き騎兵大尉。貴族の娘カマラと愛し合うが、本音を隠しながらの振る舞いが周りの心を惑わす。大人の色気溢れる濃厚なラブシーンなど見せ場が多い、男のロマンが詰まった役柄を、成長著しい彼女が魅力的に演じるだろう。

ラッチマンへの想いに揺れながら強気な態度もとるカマラ役は、ヒロイン経験豊富な海乃美月(うみの みつき)。月城とは2018年の『THE LAST PARTY~S.Fitzgerald’s last day~』で感動的な愛を紡ぎ出しただけに、期待が高まる。

同作は豪華で粋なレビューシーンもあり、エキゾチックかつ華やかな衣装や音楽とともに異国の世界へいざなう。今回の再演では、演出家・酒井澄夫監修のもと、『出島小宇宙戦争』など革新的な作品を発表してきた谷 貴矢が潤色・演出。宝塚の名作が14年ぶりにどのようによみがえるのか、ぜひ注目してほしい。

ライブ配信は2月27日15時半公演にて、「Rakuten TV」および「U-NEXT」で実施。販売は2月18日~2月27日・15時。料金3500円。なお、同公演は3月14日~21日に、「梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ」でも上演される。

文/小野寺亜紀

(Lmaga.jp)

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