甘く瑞々しいロミオ、星組・礼真琴主演の人気ミュージカルを生中継

2月14日に「宝塚大劇場」(兵庫県宝塚市)で開幕した、宝塚歌劇団星組公演「三井住友VISAカード ミュージカル『ロミオとジュリエット』」。トップスター・礼 真琴(れいまこと)を中心に、約1年ぶりの大劇場公演に挑んでいるが、3月29日13時開演千秋楽の映画館生中継とライブ配信、さらに3月7日15時半公演のライブ配信が決定した。

シェイクスピア作品を、ジェラール・プレスギュルヴィック氏が現代的な音楽で舞台化した作品を、宝塚星組が2010年に日本初上演。「愛の物語」として演劇性を高めた舞台は絶賛され、再演を繰り返してきた。

初演で宝塚版ならではのオリジナルキャラクター、「愛」のダンサー役として抜擢された礼 真琴は、2013年の星組再演では同じく「愛」と、ロミオの親友・ベンヴォーリオを役替わりで演じ、新人公演ではロミオ役で初主演。この縁の深い作品で、再び瑞々しくロミオを演じている。

敵対するモンタギュー家とキャピュレット家の若者たちが、ヴェローナの広場で激しく争う群舞から、舞台が熱風に包まれるようなエネルギーに満ちた同作。憎しみの根付く街が、ロミオとジュリエットの純粋な愛によって浄化されていくのが、珠玉の音楽のドラマ性とともに深く伝わってくる名作だ。

星組の魅力の「熱さ」が、一瞬で恋に落ちるロミオとジュリエット(トップ娘役の舞空 瞳)の情熱や、抑えきれない憎しみの表現などを高め、さらなる名作に押し上げている。また、歌だけではなく踊りにも長けたトップコンビを中心に、色気と気迫に満ちたスピード感あふれるダンスを繰り広げるフィナーレも必見。

なお、感染予防対策のために一部のキャストはA日程とB日程に分かれて出演し、9つの役が役替わりとなっている。男役スター・愛月ひかるは、A日程ではジュリエットを愛するティボルト、B日程ではダンスで心の淵を表す「死」。瀬央ゆりあは、A日程ではベンヴォーリオ、B日程ではティボルトと、ほかにも主要な役が代わることで、舞台は大きく変化するはず。

3月29日千秋楽のライブ・ビューイングのチケットは、先行抽選販売が2月23日~3月1日、一般販売詳細は未定。料金は全席指定4700円。ライブ配信は「Rakuten TV」および「U-NEXT」にて3月7日と、29日千秋楽に実施。販売は3月7日公演(B日程)が2月28日から、29日公演(A日程)は3月22日から。料金は3500円。

文/小野寺亜紀

(Lmaga.jp)

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