「奈良の始まりの場所に」と願いを込めたカフェ、「お天気」をテーマに新ホテルに開店
奈良の人気カフェ「ナナツモリ」(奈良県北葛城郡)を運営する「青春」が、新たなカフェ「お天気パーラー」(奈良県奈良市)を10月2日にオープン。
同店は、10月1日に開業したホテル「変なホテル奈良」1階にあり、同ホテル宿泊者の朝食がここで提供され、宿泊者以外も利用できる。カフェのコンセプトは「日常のなかの小さなファンタジー ゲストの今日に、天気のような素敵な作用を及ぼす」ことだという。
プロデュースした同社代表取締役の田村広司さんは、「飲食店以上の場所でありたい。今日の天気はどうなっているんだろう?をきっかけにコミュニケーションが生まれる場所に」と思いを語る。
奈良観光に訪れる全国の観光客に向けての新たな挑戦に、田村さんは「(ナナツモリは)自分たちの手で作ってきた個人店の色が強いですが、そこを少し抑え、今までのリピーターを大切にしつつ、空間を一番に考えました。初めて訪れた方が温かい優しい気持ちになれるような奈良の始まりの場所になれたら」と笑顔で語った。
淡いパステルブルーのタイルが可愛い店内は、空の上や雲のなかにいるイメージだという。見渡すと、雲の上に登っていけるようなハシゴや雨の日の水たまりかと驚くような透明アクリル樹脂が張られた椅子など、思わずクスッと笑みがこぼれるデザインが。ちょっと昔のデパートにあったレストランや屋上遊園地みたいなレトロな雰囲気もある。
店長兼パティシエの藤岡明日香さんによるスイーツも充実。硬めのプリンにふわふわのクリームがのった「雲のプリン」、青森県産リンゴジュースとブルーシロップで作られ、移りゆく空のグラデーションを表現した「空のクリームソーダ」など、お天気にちなんだメニュー名に。
また、同店で人気のレモンケーキ・週末シトロンの姉妹版、「奈良シトロン」が同店で限定販売。シトロン(レモン)、抹茶、木いちご、ごま、ショコラの5つの味が楽しめ、新たな奈良土産として期待されている。
近鉄奈良駅から徒歩約2分。営業時間は7時~19時(月~木曜)、7時~20時(金土日祝)、物販は19時まで(定休日などはSNS公式アカウントを確認)。
取材・写真/いずみゆか
(Lmaga.jp)