化粧品会社「ファンケル」が冬に向けて、「保湿ケア」できるマスク

40年に渡り敏感肌研究を続けてきた化粧品会社「ファンケル」(横浜市中区)から、保湿ケアを目指すマスクが10月20日から発売。新たな冬の乾燥肌対策となりそうだ。

今回の「着るモイスチャライザー」シリーズは、マスクと肌着を展開。保湿化粧品に使用される「セラミド」や「コポリマー」を組み合わせ、カプセル化した保湿成分「セラミドヴェール」をコーティングした独自の繊維を採用。こすれなどで落ちてしまうクリームや美容液と異なり、着用することで保湿ケアが着用中は続くという。

「開発・協議が始まった2018年の段階では、マスクは口まわりの乾燥やほうれい線などをカバーするアイテムとして企画していました。が、コロナの影響を受け、不織布マスクによる摩擦や乾燥などが気になる際のインナーマスクとしても使えるよう仕様を変更。鼻や頬、あごまでしっかり覆うサイズ感となっています」と、商品企画担当者は話す。

生地は顔色が明るく見え、ファンデーションの汚れも目立たないペールオレンジに。アジャスター付きのストラップやマスクの端にも同じ素材を使用するなど、細部の縫製や仕様にもこだわる。洗濯ネットに入れれば洗濯機で洗え、実験では50回は保湿効果が持続したとのこと。

試作品を先行して使用した人々は、SNSで「しっとりして気持ちがいい」「何回か洗濯しても触り心地はそのまま」とコメント。1枚1320円、2枚組2340円。直営店で数量限定で販売され、公式サイトではマスクのほかレギンスと七分丈のインナーも同日に発売。

取材・文/松下陽子

(Lmaga.jp)

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