宝塚宙組・真風涼帆らが『アナスタシア』への想いと歌を披露

11月7日に「宝塚大劇場」(兵庫県宝塚市)で開幕する宝塚歌劇宙組公演『アナスタシア』の特別プロモーション映像が、公式ホームページで公開。トップスター・真風涼帆(まかぜすずほ)たちが作品への意気込みを語り、楽曲を披露。愛と冒険に満ちたブロードウェイ作品の宝塚初上演に、ますます期待が高まった。

ロシア革命で殺害された皇帝一家の末娘・アナスタシアの生存伝説をベースにした1997年公開の同名アニメ映画。これに着想を得て生まれたミュージカル『アナスタシア』は、ブロードウェイで2年間のロングランを果たし世界各国でも上演される人気作品となっている。

2020年3月には東京で日本初演オリジナル版が開幕したが、コロナ禍で大阪公演は中止に。「宝塚大劇場」「東京宝塚劇場」で上演される同作は、ブロードウェイのクリエイティブスタッフにより新たな楽曲が提供された宝塚歌劇版となる。

詐欺師でありながら心根はピュアな青年ディミトリを演じる真風は、今作のために提供された新曲『She walks in』を初披露。「音楽のもつエネルギーとパワーがすごかった」と曲の第一印象を語った。「観にきていただいた3時間は、その世界、時代へと一緒に、ロシアからフランスへ旅をしていただけるように、感謝の気持ちを忘れずお稽古を頑張りたいと思います」(真風)。

アナスタシアによく似た記憶喪失の少女・アーニャを演じるトップ娘役・星風まどかは、今作の代表曲『Journey to the past』を、宝塚歌劇版ならではとなるディミトリとのデュエットで披露。「(歌唱で真風と)目が合ったとき強い意志みたいなものを近くで感じさせていただいたので、それを自分自身もアーニャとしてお届けできたら」と明かす。

アーニャを執拗に追いつめるボリシェビキの将官・グレブに扮する芹香斗亜(せりかとあ)は、「悪役という印象はあまりなくて、アーニャに惹かれる想いと、自分が果たさなければいけない仕事との狭間で揺れ動く悩ましい人物」と、役の印象を語る。

潤色・演出の稲葉太地は「作品のテーマであるホーム、ラブ、ファミリーは今、より強く大切なものだと感じる」と話し、この時代に一層響くであろう壮大なミュージカルの成功を誓った。公演は11月7日から12月14日まで。チケットは10月31日発売。

文/小野寺亜紀

(Lmaga.jp)

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