全国のライブ見放題サービス「サブスクLIVE」開設、ライブハウスと提携

LINEサービス『LINE LIVE』の機能を利用し、全国のライブが見放題で楽しめるライブ配信サブスクリプションサービス『サブスクLIVE』が、新たに開設される。

カフェやライブハウスなどを運営するほか、音楽プロダクション事業も展開する「LD&K」(本社:東京都渋谷区)を事務局とするこのサービス。渋谷「スターラウンジ」や大阪「梅田シャングリラ」など参加ライブハウスでの生配信や、過去に配信したアーカイブ映像が、月会費580円で見放題となる。

「LD&K」の大谷秀政代表は、「弊社所属アーティスト・打首獄門同好会が無料配信ライブをおこなった際、たくさんの方からお礼のメールをいただきました。育児や介護、海外や地方在住など物理的な事情で実際のライブに来られない方々からです。私はそのとき、ライブ配信事業の需要に更なる確信を得ました」と、経緯を振りかえる。

懸念された配信画像のクオリティは、プロスポーツ配信で実績のある「discberry」社の収録編集システムを利用し、今後VR対応なども視野に入れているという。

月会費は580円で、その収益は今回のテーマである『SAVE THE LIVE』に賛同する提携ライブハウスに分配。ライブハウスの存続も支援するという仕組みだ。

ライブハウスやアーティストの負担が増えないよう、2021年3月まで配信に関わる機材やオペレーターは事務局が無償で支給し負担。また、各種アイテムによるアーティストへのドネーションシステムも活用するという。

大谷さんは、「私にはライブハウスはもとよりライブが無くなった世界を想像することが出来ません。しかしライブハウスの復活は、まだまだ先の話になります」といい、「これはコロナ後にも長く継続するプロジェクトで、アーティスト及びライブ周辺全てに対する支援事業。ライブは不滅です。ポジティブに進みます」と意気込む。本サービスは7月スタートを予定。

(Lmaga.jp)

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