大阪・天王寺動物園が営業再開、新型コロナ対策は慎重に

新型コロナウイルスの影響で閉園していた「天王寺動物園」(大阪市天王寺区)が、3月24日に営業再開。桜が咲き始め、暖かな快晴となった園内には、久しぶりに来園者の楽しそうな声が響いた。

3月3日から臨時休園し、約3週間ぶりの再開となった同動物園。夜行性動物舎や旧コアラ館など一部の施設が閉鎖、またふれあい体験など園内イベントは中止するものの、来園者たちは久々の開園に喜びを隠せない様子だ。

2カ所ある入口のひとつ・新世界ゲートからの入場者は、オープンして30分で約100人。子ども連れの家族も多く、笑顔いっぱいに動物に向かって走っていく子どもたちの様子に、保護者だけでなくスタッフたちも穏やかな表情を見せていた。

牧慎一郎園長は、「無事に開園できてホッとしている。園内はこまめに消毒したり、消毒液を手につけてもらうなど、気を付けている。これから休みなどは混み合うため、特に感染対策には気を付けて、入場規制など必要に応じて対応していきたい」と、慎重に様子をうかがうようだ。

全国で臨時休業中の動物園や水族館が再開延期となるなか、対策本部会議や専門家の意見から再開を検討した大阪市。「換気や密閉空間でないこと、人が密集しないこと」など条件や対策を考慮し、今回のオープンに至ったという。

取材・文・写真/岡田由佳子

(Lmaga.jp)

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