人口減止める予算案、奈良の荒井知事「地方で働き口を」

令和2年度一般会計予算案を発表した奈良県。2月20日の定例会見で荒井正吾知事は、この予算案について「奈良新『都』づくり戦略2020の遂行予算」と表現した。

昨年6月に『奈良新『都』づくり戦略(案)』を発表した奈良県。全項目を県庁内で議論を重ねた上で、もっと良くなる奈良を目指し、バージョンアップした『奈良新『都』づくり戦略2020』を取りまとめているという。

具体的には、滞在型観光を目指した「ホテル誘致」や今年4月に開業する奈良県コンベンションセンターを活用した観光振興、奈良公園周辺の交通周遊環境の向上、青バス(ぐるっとバス)の大和西大寺駅まで乗り入れ、食の振興など、予算に力を入れた箇所を説明。

なかでも、南海トラフ巨大地震や大和川氾濫による大洪水への切迫性の心配から「大規模広域防災拠点の整備」というプロジェクト着手に向け、予算を割いたことにも言及した。

予算案の力点として、「特に南和エリアの人口の流出、減少を止める」ために県内雇用増加を目指した「工場誘致」「起業支援」などをあげ、「国全体の課題である地方で働き口をつくることに奈良県はチャレンジしたい」と述べた。

取材・文・写真/いずみゆか

(Lmaga.jp)

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