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佐藤浩市「震災を負の遺産で終わらせることなく」

東日本大震災による福島第一原発事故の事故後5日間を題材にした映画『Fukushima 50』。3月6日の公開を前に、主演の佐藤浩市が火野正平とともに2月10日に大阪市内で行われた試写会に登場。満員の観客を前に、震災と同作品について熱い思いを語った。

福島第一原発1・2号機当直長を演じる佐藤は、2011年3月11日の東日本大震災発生時の自身の思い出として、「撮影が終わってコンビニに寄ったんですが、棚に並んだ品物が、映画の撮影と見紛うがごとく崩れていった。外に出たら信号が激しく揺れていて、その時、家族は大丈夫か、と一番に考えた」と振り返った。

原発所長を演じる渡辺謙、管理グループ当直長を演じる火野正平ら、錚々たる俳優陣がそろう撮影現場でも、「キャスト・スタッフ全員が合言葉のように『あの時なにしてた?』と話していた」(佐藤)という。

また、最後のシーンについて「桜を見上げてひと言つぶやくシーンがあるんですが、桜は別に人間のために咲いているわけではないんですよ。でも人間は桜を見て勝手に、その刹那的な美しさに思いを馳せる」と語った佐藤。

続けて、「そうやって、人はいろんなことを自分で考える。災害は深い爪痕しか残しませんが、災害を負の遺産で終わらせることなく、少しだけ考えて、遺産として次の世代にバトンを渡したい。そう思える映画です」と、25年前に阪神淡路大震災を経験した大阪の観客を前に、自らの災害に対する思いを語った。

(Lmaga.jp)

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